δ Sct型新変光星"AkaV010"の発見


 δ Sct型振動の最後になります。 GSC 03715-00530はきりん座にある10.75等の恒星です。
この星が約3時間の周期で変光幅約0.01等の
δ Sct型振動をしていることを発見しました。
発見のいきさつを記録したものが行方不明になっていますが、
おそらく近くの変光星の観測の際の、比較星かチェック星として
観測していた時に異常な変光を捉えたのではないかと思います。
PDM解析で振動周期を求め、その周期でデータを折り返すと振動が見えてきます。
2019/01/29の観測から周期は2.9413時間となり振動のグラフをつくりました。スライド1

2019/03/25に固有名"AkaV010"を申請してVSXに登録しました。
グラフから分かるように変光幅が0.01等とわずかで、
変化を捉えるのが難しい天体でした。

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