RZ Cas 怪奇 ??

光電測光当時のデータを整理していて、不思議な現象に
ぶつかりました。

図1は、赤澤のデータです。1997/12/10から1999/1/16までの
赤澤の観測結果です。

図1















図2は1998/10/3から1999/1/11までの大倉さんの観測結果です。 図2













この2つを比較してみると、赤澤のグラフのPhase0.1から0.2の あたりに「くぼみ」がみられます。 大倉さんのグラフを拡大してみると(図3)、Phase0.17あたりから 0.25の近くまで、ほぼ水平なグラフが得られています。 図3













当時、あまり気にしていませんでしたが、冷却CCDの撮像を始めた 2007年に、テスト撮影でRZ Cas を撮した赤澤の観測があり、 今回、比較をしてみました。(図4) 図4













この日は、ちょうど主極小の後半以降を撮像していて、グラフにしてみると、 食の後は平坦になっていました。このことからPhase 0.1から0.2にみられて いたくぼみは、観測条件(大気状態)が悪かったのだろうと、その部分の データをのぞいて、全位相のグラフを描いていました。  ところが、Phase 0.1から0.2にくぼみがある観測が2日間あることが分かり ました。その2日について、V等級のグラフを描いてみると図5のように、 かなり一致していることが分かり、この部分の減光はリアルであることが 判明(?)しました。(実際には同一日であることが後で分かりました。) 図5 これ以外のデータが手元にないために、疑問点がふくらむばかりですが、 主極小の直後に小さい減光がみられたり、それがなくなったりするような ことが起こりうるのでしょうか。  以上のような疑問点と、もしかしたら「新たな大発見か?」という 期待をいだいた次第です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  このあと、「図5」のグラフに示した11月10日のデータが、実際には、 位相0.7あたりであったことに気づき、それでは、11/10のグラフはいつのデータを プロットしたものかと探してみましたが、なかなか見つかりません。  そうしているうちに、「図5」のグラフの水色の点を左にずらすと、重なるのでは ないかと考え、グラフ上で0.007ぐらいずらすと、完全に一致しました。つまり、 1997/12/18のグラフを、位相をずらして2回表示していたわけです。 位相の異なる同一日のデータが存在する理由は、1997年12月を境に、比較星を変えて 測光していたようで、当時、ロータス123で処理したファイルには、 それ以降のデータしか残っていませんでした。(図1のデータ) 今回、光電測光のデータを探し出して、それ以前のデータを発見して、同一グラフ上 にプロットしようとしたが、位相計算にズレがあったため 「怪奇か?リアルな減光データ」さわぎになりました。 騒ぎといっても一人勘違いしていただけでした。