オートガイダー テスト
激変星 MR UMa と KS UMa の測光の際の追尾の状態について
調べてみました。

MR UMa   α=11:31:22.39  δ=+43:22:38.4    
   TS160NJP CelestronC11(280mm)+Lumicon Easy Guider (F=6 ?)+SBIG ST9-XE
KS UMa    α=10:20:26.54  δ=+53:04:33.1
   Meade LX200 200mm  F=10    SBIG ST9-XEI

グラフの縦軸はST9の画面上の座標、横軸のNoは、画像番号を表す。
観測は、2010年4月24日 MR UMaは 20:10−28:41 (JST) 
KS UMaは 19:45−28:02 (JST)
どちらも45秒露光であるが、写野修正等の時間も含めて平均すると、
横軸の1(1画像分)は時間の約50秒に相当する。
(目的星の位置は、NJPもMeadeも X=343,Y=86  として、表示している。)



図1 















図1に示すように、ズレの範囲は、およそ20ピクセル角 程度におさまっています。   (一部それをこえているところもありますが。) NJPの方は、最初、オートガイダーを使っていましたが、ズレが大きいので No.87からオートガイドをOFFにしています。 図2 X軸方向の変化を拡大表示













図3 Y軸方向の変化を拡大表示













図2はX軸方向の変化を拡大表示したもの、図3はY軸方向の 変化を拡大表示したものです。 NJP架台の追尾について NJPのNo.0からNo.50、No51からNo86の2つのブロックは、 オートガイドをしていましたが、写野のズレが激しかったために、 写野を元に戻したものです。 No.87からNo350のあたりまでは、ノータッチ追尾で、写野のズレが 大きくなった時点で(No131,No182,No234)元に戻しています。 No.125あたりで大きくずれたのは、ミラーシフトだと思います。 No87からNo350の部分のデータが幅をもっているのは、架台の ピリオディックモーションです。  No.0からNo86の間は、オートガイドにより,ピリオディックモーションは 修正されています。  ここで、大きな疑問点ですが、No.0からNo86の間で、ピリオディックモーション 以外のズレは、ノータッチ追尾のときよりも、傾きが大きくなっています。 これは、なぜでしょうか。  続いて、Meade LXの追尾について オートガイドを使いましたが、No.366とNo.416あたりで、写野の修正をして、 再度オートガイドをしました。Meade の方は、今回はノータッチ追尾の データがありませんが、オートガイドがかなりの効果をあげているようです。  ただし、オートガイダーがどのように働いているのか良く分かりませんが、 図2でNo.100,No.180,No250あたりに見られる、グラフの谷の部分は、 何がおこっているのでしょうか。  また、図3に見られる、なめらかな右上がりの変化は、何でしょうか。  現在、オートガイダーは、2台ともボーグ76mmプラスチック鏡筒に 取り付けて使っています。  NJPで1つ気になるのは、赤緯微動のウォームギヤにあそびがあって、 そのため、キャリブレーション後のガイド開始の位置が、キャリブレーション前の 視野よりもずれてしまいます。 対応策として、キャリブレーション後に次の操作をして、撮像を開始しています。    キャリブレーション終了−自動的にガイド開始 1 ストップ(ガイディング一時停止)   2 主望遠鏡の写野を修正し、撮像を開始する。   3 ガイド鏡の画像再取得(ループのアイコン)   4 ガイド星の位置が変わるので、ガイド星をクリックして、    緑のカーソル(四角形)を表示。   5 PHDのアイコンをクリックして、ガイド再開 オートガイドの途中で写野の修正を行う時も、上記と同じ手順で 一旦停止を行った上で、写野の修正をし、オートガイドを再開しています。