AO Cam 怪奇 ??

2011年11月15日と16日に撮像した、AO Cam の整約結果について、
疑問な点が見られたので検討してみました。
  撮影データ  Meade LX200  D=200mm  F=10  
    SBIG ST9-XEi  ノーフィルター  60秒露光
  C1=GSC 3732-1016(10.18mag.)    C2=GSC 3732-0431(11.8mag.) 等級はThe sky 6による。



























     Aのグラフは、15日と16日を並べたもの
1番大きな問題点は、(C2-C1)の値にズレがあること。   (C2-C1)が一定でないこと。






























A-3

横軸を位相にとり、 この2日間のデータを色分けして表示して、(C2-C1)の差を確認した。

 (C2-C1)だけでなく、(V-C1)も値のズレがあることが分かった。C1に変光の疑いありか?

































A-4

天体の地上高度と大気の影響を検討するために、2日間の
データを同一日の高度に置き換えた。
(15日のデータを1日後の位置にプロット)

  (C2-C1)のカーブは似ているが、後半の方がズレが大きい。
 さらに、(C2-C1)のグラフは波打っている。











このあと、比較星、チェック星を変えたり、アンサンブル測光の結果を
みたりしたので、使用した比較星、チェック星を図に示します。



























































次は、
C1とC2の組み合わせが悪かったと考え、
 比較星をGSC3732-0556  (C3)、チェック星をGSC3732-0682  (C4) に変更して整約した。

































  11/15は(C2-C1)が、ほぼ一定になった。 11/16は曲線になった。
  11/16は、透明度の問題も考えられる。
  15日と16日で(C2−C1)の値はだいたい同じくらいになった。
   (最初の処理ほどのズレはなくなった。)






次は、当初のC1,C2のどちらに変光の可能性があるかを考え、
目的星、比較星、チェック星を変えて測定を行った。



































処理X
当初のC2の変光を調べた。比較星としては、当初のC1をそのまま使った。
両日とも(V-C1)と(C2-C1)は同じような形になった。
目的星=C2
比較星=C1
チェック星=C4

































処理Y
当初のC1の変光を調べた。C1を目的星とし、比較星としては、
当初のC1、C2は使うべきでないと考え、
比較星はC3、チェック星はC4を使った。
  
 11/15は、    (C2-C1)  は一定、  (V-C1)は右下がりになった。
 11/16は    (C2-C1)  曲線、  (V-C1)はやや右下がりの直線になった。
目的星=C1
比較星=C3
チェック星=C4
 11/15は C1は、やや減光。11/16は、変化なし(やや右下がりの直線)であるが、
11/16の大気の影響を考えると、変化が出ていないのが(曲線になっていないのが)おかしい気もする。



































処理Z
処理Yと同じ比較星・チェック星の組み合わせで、当初のC2の変光を調べた。
目的星=C2
比較星=C3
チェック星=C4
   11/15は右上がり。11/16は (C2-C1) も (V-C1) も同じような曲線になっている。
   (V-C1)の方は波うっているようにも見える。

いったい何をよりどころにすればよいのやら。